玉ねぎを使って染める、“草木染め”染め物ワークショップ
記事コード:305
シゴト概要
ワークショップで染物体験。
植物を使った「草木染め」。身近な野菜「玉ねぎ」を使った染物ワークショップを開催しました。
三種類の媒染液(※)を使って、それぞれ異なる発色を楽しむのも醍醐味。
色が浮き上がるとき、模様がきれいに出来たとき、みんなで盛り上がってくれるのがとってもうれしかったですね。
※。繊維を発色させ、色を定着させるために用いる金属イオンを含んだ液体のこと。
植物を使った「草木染め」。身近な野菜「玉ねぎ」を使った染物ワークショップを開催しました。
三種類の媒染液(※)を使って、それぞれ異なる発色を楽しむのも醍醐味。
色が浮き上がるとき、模様がきれいに出来たとき、みんなで盛り上がってくれるのがとってもうれしかったですね。
※。繊維を発色させ、色を定着させるために用いる金属イオンを含んだ液体のこと。
クライアントの要望とご提案
墨田区の生涯学習センター「ユートリヤ」様からお声掛けいただいたのがきっかけで、今回ワークショップを開催させていただくことになりました。
実はこのお話の一年ほど前、こちらの施設に講師登録をさせていただいていたんですね。教えられることとして「染め物(草木染め)」「立体造形製作」「フェルティングニードル」を掲載していたんですが、それを見ていただいてのご相談でした。
「1回20名くらいの規模で、夏休みの小学生に向けた染め物ワークショップを企画したいのですが、どのようなものが出来ますか?」
そこで、いくつかの候補の中から「玉ねぎ染め」を選んでいただきました。
玉ねぎの皮を染料として使う、家庭でもできるような染め物です。
今回は、45㎝×45㎝のローン(綿)ハンカチを使うことになりました。
実はこのお話の一年ほど前、こちらの施設に講師登録をさせていただいていたんですね。教えられることとして「染め物(草木染め)」「立体造形製作」「フェルティングニードル」を掲載していたんですが、それを見ていただいてのご相談でした。
「1回20名くらいの規模で、夏休みの小学生に向けた染め物ワークショップを企画したいのですが、どのようなものが出来ますか?」
そこで、いくつかの候補の中から「玉ねぎ染め」を選んでいただきました。
玉ねぎの皮を染料として使う、家庭でもできるような染め物です。
今回は、45㎝×45㎝のローン(綿)ハンカチを使うことになりました。
当日の設営
染め物をする手順は簡単に分けて3つ。
染液で染める、媒染液で色を発色させ定着させる、色止めをする。
玉ねぎの皮をグツグツ煮だして染液をつくります。
染め物をする量によって変わりますが、今回は一抱え分の玉ねぎを使用しましたね。
媒染液とは金属イオンを含む液のことで、金属の種類によって発色する色が変わります。
今回は、アルミの液(ミョウバンを使ったもの)、銅の液(10円玉を使ったもの)、鉄の液(木酢酸を使ったもの)を用意しました。
これらを準備してから、ワークショップをスタート。
まず、スカーフに「絞り」をつくります。布を糸や輪ゴムで縛り、染料のつき具合を部分部分で変えることで、模様をつくることが出来るのです。
事前に「絞り」の作り方と、どのような模様が出るかのサンプルをお見せして、それぞれ作りたい模様をイメージしてもらいます。
「絞り」をつくった布を玉ねぎ染料の中に入れ、10~15分かけて染み込ませます。
染料が染み込んだら、布をすすいで今度は媒染液の中へ入れます。
アルミの液につけるとレモンのように鮮やかな黄色に。
銅の液につけると大人っぽい落ち着いたからし色に。
鉄の液につけると宇治抹茶のような深緑色に。
発色させたい色を選んで、布を媒染液の中へ入れるとブワッと色が浮かび上がります。
すぐに発色するので、みなさんびっくりされてましたね。
媒染液へ5分程度つけ、今度は水でしっかりと洗います。
「絞り」をつくっていた輪ゴムを外すと、その部分だけ白く残り、しわになっていた部分にもランダムな模様が出ます。
媒染液の中で発色するときと、きれいに模様が出来たときが、このワークショップで盛り上がる瞬間ですね。
お酢につけて色止めをし、あとは持ち帰って平干しにしてもらいます。
染液で染める、媒染液で色を発色させ定着させる、色止めをする。
玉ねぎの皮をグツグツ煮だして染液をつくります。
染め物をする量によって変わりますが、今回は一抱え分の玉ねぎを使用しましたね。
媒染液とは金属イオンを含む液のことで、金属の種類によって発色する色が変わります。
今回は、アルミの液(ミョウバンを使ったもの)、銅の液(10円玉を使ったもの)、鉄の液(木酢酸を使ったもの)を用意しました。
これらを準備してから、ワークショップをスタート。
まず、スカーフに「絞り」をつくります。布を糸や輪ゴムで縛り、染料のつき具合を部分部分で変えることで、模様をつくることが出来るのです。
事前に「絞り」の作り方と、どのような模様が出るかのサンプルをお見せして、それぞれ作りたい模様をイメージしてもらいます。
「絞り」をつくった布を玉ねぎ染料の中に入れ、10~15分かけて染み込ませます。
染料が染み込んだら、布をすすいで今度は媒染液の中へ入れます。
アルミの液につけるとレモンのように鮮やかな黄色に。
銅の液につけると大人っぽい落ち着いたからし色に。
鉄の液につけると宇治抹茶のような深緑色に。
発色させたい色を選んで、布を媒染液の中へ入れるとブワッと色が浮かび上がります。
すぐに発色するので、みなさんびっくりされてましたね。
媒染液へ5分程度つけ、今度は水でしっかりと洗います。
「絞り」をつくっていた輪ゴムを外すと、その部分だけ白く残り、しわになっていた部分にもランダムな模様が出ます。
媒染液の中で発色するときと、きれいに模様が出来たときが、このワークショップで盛り上がる瞬間ですね。
お酢につけて色止めをし、あとは持ち帰って平干しにしてもらいます。
こだわりのポイント
今は造形作家としての活動を中心にしている私ですが、実は美大生時代に東京友禅の勉強をしていました。
自分の造形作品にも自分で染めた布の端切れを使ってみたり、染め物への愛着はありますね。
そこで学んだ様々な染め物の技法を、こうしてワークショップでお教えしているんです。
媒染液によって発色が変わる「玉ねぎ染めワークショップ」は、学習センターだけでなく、子どもに向けで夏休み自由研究の題材として科学館で行ったこともあります。染め物は馴染みある文化のような気がしながら、意外と自分ではなかなかやらないことなので、参加してくれる方々は皆さん新鮮な様子で楽しんでくれますね。特に「玉ねぎ染め」は材料さえ揃えればお家でも手軽に出来るものなので、レクチャーの際はお家で代用が利くものもお教えしたりしますよ。
自分の造形作品にも自分で染めた布の端切れを使ってみたり、染め物への愛着はありますね。
そこで学んだ様々な染め物の技法を、こうしてワークショップでお教えしているんです。
媒染液によって発色が変わる「玉ねぎ染めワークショップ」は、学習センターだけでなく、子どもに向けで夏休み自由研究の題材として科学館で行ったこともあります。染め物は馴染みある文化のような気がしながら、意外と自分ではなかなかやらないことなので、参加してくれる方々は皆さん新鮮な様子で楽しんでくれますね。特に「玉ねぎ染め」は材料さえ揃えればお家でも手軽に出来るものなので、レクチャーの際はお家で代用が利くものもお教えしたりしますよ。
製作年月日
2014年8月
実施・設置場所
東京都墨田区
すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)
すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)
製作期間(受注~納品・設置まで)
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↓約2週間
ワークショップ開催
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