ジュエリーの魅力を最大限に引き出す、高級感のあるガラス什器
記事コード:436
宝飾店ディスプレイ什器
美しいジュエリーには、それを惹き立てる重厚な什器が必要。
金物と組み合わせて製作されたテーブル什器とボックス什器が、高級感のある空間を演出します。ガラスメーカーによる丁寧なおシゴトをご紹介。
【問合せはこちら】
【商品・数量】楕円型テーブル什器×1 ハイケース×2
【素材】ガラス、金物
【金額】1,800,000~1,950,000円
【納品期間】(図面作成~納品)5か月
シゴトのきっかけ
今回お話を下さったのは家具メーカーさんです。銀座に宝飾店がニューオープンするとのことで、美しい宝石やアクセサリーをディスプレイするためのガラス什器をオリジナルで製作してほしい、とお話をいただきました。
クライアントの要望
店内中央に置くメインの楕円型什器1台と、ボックス型什器2台をお考えのクライアント様。
楕円型什器はテーブル型で、ガラスで出来たケースの中に商品を陳列するというものです。側面に引き出しを付け、そこから商品の出し入れができるようにしてほしいとのことでした。
ボックス型の什器はいわゆる「ハイケース」と呼ばれる背の高いもので、ガラスでできた箱の中にハロゲン照明などを設置し、商品をライトアップして演出します。
寸法や図面はまだ決定していなかったため、ラフイメージのレベルでおおまかな見積もりを出しながら内容を詰めていくことになりました。
楕円型什器はテーブル型で、ガラスで出来たケースの中に商品を陳列するというものです。側面に引き出しを付け、そこから商品の出し入れができるようにしてほしいとのことでした。
ボックス型の什器はいわゆる「ハイケース」と呼ばれる背の高いもので、ガラスでできた箱の中にハロゲン照明などを設置し、商品をライトアップして演出します。
寸法や図面はまだ決定していなかったため、ラフイメージのレベルでおおまかな見積もりを出しながら内容を詰めていくことになりました。
要望に対する提案~受注まで
楕円型のテーブルは店内の中央に置くメインの什器。天板サイズは直径2,200mm×短径800mmでいくことになりました。天板の楕円ガラスを側面の曲げガラスに載せるわけですが、曲げガラスの縁だけでは厚さ10mm、重さ50kgにもなる天板を到底支えきれない。そこで、最も少ない点で効率的に天板を支えられるポイントを計算し、楕円の直径上の二点に樹脂製の棒を立てましょう、とご提案しました。
楕円は複数のRからなる図形のため、側面の曲げガラスは同じRの部分ごとに製作し、あとで接着する形になります。かなりきついRがかかるので、天板より薄めで加工がしやすく、とはいえ薄すぎず重厚感は失われない丁度いい厚さである8mmガラスを使用することをお知らせしました。
ハイケースに使うガラスボックスの寸法は幅500×奥行5000×高さ700mm、8mm厚。楕円什器、ガラスボックスともに、透明ガラスを使用します。
今回の什器は金物メーカーさんとのコラボレーション製品になります。楕円什器は実際に商品が並べられるディスプレイ部分と脚部分、ハイケースのガラスボックスを載せる台と脚部分、照明は金物で製作・手配することになっていたので、金物メーカーさんとも打合せをし、寸法のすり合わせなどを行いました。
製作物の具体的な数字と見積もりとを詰め、内容が確定。製作に入ります。
楕円は複数のRからなる図形のため、側面の曲げガラスは同じRの部分ごとに製作し、あとで接着する形になります。かなりきついRがかかるので、天板より薄めで加工がしやすく、とはいえ薄すぎず重厚感は失われない丁度いい厚さである8mmガラスを使用することをお知らせしました。
ハイケースに使うガラスボックスの寸法は幅500×奥行5000×高さ700mm、8mm厚。楕円什器、ガラスボックスともに、透明ガラスを使用します。
今回の什器は金物メーカーさんとのコラボレーション製品になります。楕円什器は実際に商品が並べられるディスプレイ部分と脚部分、ハイケースのガラスボックスを載せる台と脚部分、照明は金物で製作・手配することになっていたので、金物メーカーさんとも打合せをし、寸法のすり合わせなどを行いました。
製作物の具体的な数字と見積もりとを詰め、内容が確定。製作に入ります。
受注~納品まで
今回、ポイントとなるのが「楕円」という形。特に曲がりがきついところは、CADデータでカットしたあとに、更なる微調整を必要とします。また、金物屋さんと机上でいくらきちんと図面のすり合わせをしていても、現物同士が合わないこともしばしば。金物をはめ込むガラス側の溝の幅を広めに作っておくなどして、融通が利くようにしました。
テーブル側面のガラスは、板状のものを予め作っておいた型に当て、熱で溶かして曲げていきます。ちなみにガラスの融点は600度と高温ですよ。型は富山県にある鋳物工場でつくってもらっています。
今回は店舗内での組み立てが難しいということで、工場でガラスと金物を組み合わせ、微調整をしながら什器を完成させました。
ガラスの加工に3週間、金物を合わせた作業で更に1か月ほどかかりましたね。
重厚で高級感のある什器に仕上がったと思います。
テーブル側面のガラスは、板状のものを予め作っておいた型に当て、熱で溶かして曲げていきます。ちなみにガラスの融点は600度と高温ですよ。型は富山県にある鋳物工場でつくってもらっています。
今回は店舗内での組み立てが難しいということで、工場でガラスと金物を組み合わせ、微調整をしながら什器を完成させました。
ガラスの加工に3週間、金物を合わせた作業で更に1か月ほどかかりましたね。
重厚で高級感のある什器に仕上がったと思います。
納品後の経過
OPEN後、什器には高品質のジュエリーが美しく展示されており、「素敵に使っていただいて、製作した甲斐があったなあ」と嬉しく思っております。
並べられる商品の質を落とすことなく、一層魅力的に見せる什器をつくることが私たちのシゴト。
こんな心意気を忘れずに、製作を続けていきたいなと思っています。
並べられる商品の質を落とすことなく、一層魅力的に見せる什器をつくることが私たちのシゴト。
こんな心意気を忘れずに、製作を続けていきたいなと思っています。
製作期間(受注~納品・設置まで)
2016年6月お問い合わせ
↓
打合せ 1回
↓
メールにて数度打合せ
↓
2016年9月頃 製作開始
↓1か月半
納品
↓
打合せ 1回
↓
メールにて数度打合せ
↓
2016年9月頃 製作開始
↓1か月半
納品
予算&金額
1,800,000~1,950,000円(ケース全体、設置込み)
製作年月日
2016年秋
実施・設置場所
銀座『KLANNKA』 [ジュエリーショップ]
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フレームが無いので、中の展示物が見やすい、ガラスケースです。
ガラスの種類、腰部、ステージカラー が選べるので、オリジナルのディスプレイ什器が製作できます。
高級感溢れる仕様から、アンティーク調 やビンテージ風まで、様々なイメージに対応できます。
ガラスの種類、腰部、ステージカラー が選べるので、オリジナルのディスプレイ什器が製作できます。
高級感溢れる仕様から、アンティーク調 やビンテージ風まで、様々なイメージに対応できます。
賑わい創りの道具やはオーダーメイドを得意としております。特注什器を作りたい!店舗オリジナルのオーダ
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です。木工のみならずアクリル製品・スチール製品など取り扱い可能。